みどりの杜の自然観察会

2025年1月19日(土) 10:15〜12:30

冬越しの動物調査

調査の様子

寒さが厳しくなってくる11月以降、野山や農村では昆虫を含む動物たちの姿が見られなくなります
けれど、動物たちは土にもぐったり、朽木の下に潜り込んだり、寒さに強い卵の状態で眠っていたり、水の中でじっとしていたり。 種類によって異なるとても多様な方法で、厳しい冬という季節を乗り切っています

越冬方法の表

上の表に、身近な動物たちの冬越しの仕方のごく一部をまとめてみましたが、実際に冬越ししている動物を見つけるのは、なかなか 難しいです
このイベントでは、春から秋に見られた動物たちがどんなところで冬越しをしているか、を明らかにすることを目的にしています
屋外での観察を通して、身近な動物たちの冬を乗り切る方法を学びましょう


○ 日時 : 2025年1月19日(日) 10:15〜12:30

○ 場所 : 仙台農業園芸センター

○ 集合 : 仙台農業園芸センター

○ 持ち物 : 防寒着、 かいろ、 手袋

・みどりの杜の園内は風が強く、とても寒いので、「過剰かな」と思うくらいの装備をお勧めします

・採集・観察に必要な機材は、すべてこちらでご用意します

・使い慣れた機材があるようでしたら、お持ちください

※このイベントに限らず、みどりの杜の園内で採集した動物は、原則として元の場所に逃していただきます

○ おおまかな活動内容

・室内でイントロダクション
・屋外で探索(1時間弱の予定)
・室内に戻って振り返り
・今日の発見シートまとめ
・まとめ

○ 参加お申し込み・お問い合わせ先

仙台農業園芸センター みどりの杜


冬越しの動物調査でこれまでに見つかっている主な動物

ヒゲジロハサミムシ

触角の一部が白く、足が黄色と黒。朽木の下

コバネハサミムシ

触角の一部が白く、足は黄色。朽木の下

オオハサミムシ

体は赤っぽく、ハサミが大きい。朽木の下

ヨコヅナサシガメ

赤と黒の斑。木のうろにいる

アカシマサシガメ

体の縁が赤と黒の斑。朽木の下にいる

クロホシカメムシ

朽木の下などにいる

ケラ

湿り気のある石の下などにいる

アリヅカコオロギの仲間

朽木下の蟻の巣にいる。とても小さい

アカホシテントウ

梅やコナラの木の表面にいる

ニホンアマガエル

木や石の下に穴を掘って冬越ししている

シロハダヤスデの仲間

朽木の下にいる

オカダンゴムシ

朽木や石の下に集団でいる


活動の様子


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